菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

「人力舎パワー」(04・04・14)前編

人力舎パワー (エンターブレインムック)

人力舎パワー (エンターブレインムック)

 

 

アンジャッシュ「とりおろしコント:勘違い~銀行強盗の計画~」
渡部をお笑いコンビに誘おうとする児嶋。銀行強盗コントを考えてきた。
しかし渡部は本当に銀行強盗をすると勘違いする。早速シミュレーションしてみる。
真剣に銀行を襲う計画を練る渡部。それにボケを組み込んでいく児嶋。
(感想:二人ともボケれる上手な設定。こういうの強いよなあ)

アンジャッシュ「96年9月コント:銀行強盗」
渡部が襲撃した銀行に、偶然にもかつて小学校の同級生だった児嶋がいた。
話は自然に、近況報告へ。渡部に「今、何やってるの?」と尋ねる児嶋。
「銀行強盗」と答える渡部。以後、二人の間の抜けた会話が続く。
(感想:二人のキャラクターの出たコント。これはこれで良いなあ)

アンタッチャブル「とりおろし漫才:DVD・誘拐」
DVD用のライブ。僕らがまさかデータになるだなんて。そしてテレビの信号になる。
まさか信号になるとは思わなかった。テレビ出演とは別の味わいがあるよね。
もうね、みなさんが信号に変えてくれます。僕(山崎)の夢が叶います。
で、もうひとつの夢が世界から犯罪を無くすこと。特に誘拐は許せない。
もしも子供が誘拐されたら、強気に対応するという山崎。やってみることに。
(感想:まずアドリブが凄い。内容も勢い持続。さすがM-1チャンピオンでしゅ)

アンタッチャブル「97年7月漫才:彼女の父親に挨拶に」
柴田が高校時代から付き合っている友人が結婚する。
その友人が彼女の両親のところに挨拶に行くのは緊張したらしい。
そこでコント。父親柴田に、娘さんをくださいと挨拶に行く山崎。
(名言:元彼なの。元カレッジなの/山崎)
(感想:いやいや。昔から笑えるねえ。でも、今のほうが良い。良くなってる)

北陽「とりおろしコント:レディースの転校生」
伊藤先生が紹介する転校生。煙草を吸いながら転校生虻川登場、と思ったらじゃがりこ
「お菓子を食べるのは禁止」と言うと、じゃがりこはお菓子を越えた存在」という虻川。
そんな彼女の名前は虻川米子。ヨネコと読む。この名前が嫌いな虻川は新しい名前を。
その名も虻川アイスピック。というか、虻川を抜いてアイスピック。その後もハイテンション。
(感想:虻川かわええなあ。違うって。のほほんとした空気が良いですねえ)

北陽「96年4月コント:合唱コンクールの練習」
合唱コンクールの練習。遅刻してきた虻川君を混ぜて練習開始。
指揮者の練習をする二人。指揮をしながらあや取りを始める虻川君。
その後もやりたい放題の虻川君。実は虻川君にはやりたい曲があるのである……。
(感想:伊藤さんが若い。デビュー前という事で、色々と幼いです。少いトークあり)

ドランクドラゴン「とりおろしコント:親父のビデオレター」
田舎の親父からの宅急便。中身は沢山のメガネと親父スペシャルボリューム1・2。
ビデオの中身はビデオレター。挨拶は「卓、病気か?」
その後も様々なメッセージが入っている。しかし、やはり中身が変。
(名言:今も二匹ほど母さんを噛み付いて離さない/塚地)
(感想:アドリブに期待は出来ないけど、安定感はバツグンだよなあ)

ドランクドラゴン「97年10月コント:コンビニのバイト」
刑務所を出てきたばかりの塚地。早々に仕事を見つけなくては……と見つけたのはコンビニ。
丁度バイトを雇おうと思ったところだった鈴木店長。面接をしてみることに。
好きな言葉は「仁義」と言いそうになるが「……スカン」と言う塚地。
(感想:ギャグも展開も色々とつたないな。塚地、若いし痩せてるよ)

おぎやはぎ「とりおろし漫才:カウンセラーになりたい」
冒頭の挨拶を噛んでしまう二人。少し撮り直したい気持ちもあるけど、まあ良い。
矢作に「あなたの両親が離婚した理由は何だったの?」と聞く小木。困る矢作。
その理由は「カウンセラーがいなかったから」と宣言する小木。カウンセラーをやってみる。
(名言:そんなヤツは全員、おかまちゃん!/小木)
(感想:おぎやはぎのまったり空気が良い感じ。今年のM-1に来い!)

おぎやはぎ「99年10月漫才:結婚式の司会」
そろそろ結婚式の司会とか頼まれたい矢作。でも心配な事がある。それは小木
「意外とそういうことができる」と言う小木。試しにコントでやってみることに。
新郎新婦入場の時に「それでは新婚さんいらっしゃい!」と言う小木。その後も。
(感想:やや完成前の名作。ただ、既に今の空気を持っていますね)

続く。