菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

「ハリガネロックin渋公爆発ロック」(03・06・25)

ハリガネロック in 渋公爆発ロック [DVD]

ハリガネロック in 渋公爆発ロック [DVD]

 

 

●#1
ライブ開始と同時にイベント終了後に何をするのか大上に聞くユウキロック
大上はコンパに行くという。しかし、ユウキはコンパなんて大嫌いだ。
コンパは盛り上げる。盛り上げるために心理テストをしよう。やってみることに。
でも、なかなかやらせてくれないユウキロック。「そういう女もおるやろ」と。
(名言:「生まれたところや皮膚や心理テストで一体僕の何が分かるというのだろう」)
(感想:途中の同じパターンのところは甘め。後半も甘め。もう一息)

●#2
渋谷公会堂に行く途中、失礼な子供に会ったユウキ。「お前の母ちゃん出ベソ」と言われた。
「ウチの母ちゃんと親密やなあ」と思った。子供って嫌な冷やかしかたをする。
そういえば、子供の頃はいろいろな事をしていた。
授業中に手紙を回す。でも、それは古い。今はメールがある。メールを打ってケータイを回す
ユウキが思うに、最近は無駄な言葉が多すぎる。そこでユウキは2文字で会話すると宣言。
それならちょっと2文字で返す漫才をやってみよう。
(名言:「鯛焼きを何処から食べる?」「モモ」「無いわ!」)
(感想:一部オンエアバトルで使用。ハリガネ特有の毒舌が無いのが残念)

●#3
みなさん(客)はこうやって来てるけど、世の中は不況だ。色々なものがカットされている。
もっとカットすべきものがあるだろう。ユウキがカットしたら良いと思うのは祭り。
あらゆる祭りを合体させる。フンドシ引っ張って、裸の人を追いかけてトマトをぶつける
いつの世も大変なのは食品業界。でも、そんななか安定しているのはお茶業界
色々な名前がつけられている。色々な商品の名前を考えてみよう、と。
(名言:「好きな貴方に捧げるお茶、ダーリンのことが好きだっ茶」)
(感想:「お~いお茶」は呼んだら来るのか、というのはシティボーイズもやってたなあ)

●#4
最近ユウキは思う。何か力があればなあ、お前(大上)に。大上は超能力が欲しい。
ユウキは実は超能力が使える。それには少し時間がかかる。その間、繋いでくれと。
何で繋げば良いのか分からない。漫談をやらせる。滑る。怒る。ヘソが曲がった
実は霊媒師でもあるユウキ。大上に霊を乗り移らせる。乗り移られる大上。
(感想:やや大上まかせのネタ。面白くは……ないかなあ)

●#5
最近ヒーローショーのヒーローが主婦に大人気。ぎゃーぎゃー騒ぐ主婦は、まるで怪人。
そこで大上が宿題。普段から何もやらないから、ヒーローショープロデュースしてもらう。
しかし内容に問題がある。怪人の名前が「怪人離れ目」て。名前は変更させる。
そしてヒーロー登場。でもスキップ。何かに乗って、と言えば音楽にノッてくる。
(名言:「前は誰が運転してんねん!」「前はそら堂土が……」)
(感想:珍しく大上がボケをやってる漫才。なんか新鮮。まったりしてます)

●#6
大阪から出てきて、ここまで来るのは長かった。東京と大阪では考えが違った。
二人が「二丁目から出てきた」と言ったら、東京の記者の人は新宿二丁目と勘違いする。
もちろん心斎橋二丁目劇場のこと。しかし勘違いしたままの記者。そんなことがあった。
まだまだ東京を満喫していない二人。渋谷でデートしたいなあ。
(感想:プロレス技全開の漫才。オンバトCP大会で変形版披露。失敗したなあ)

●#7
ネタを作るために色々なニュースばかり見ていたユウキ。いろんな騒動が続いている。
立会川でBoAが大量発生したり。帷子川ではたまちゃん騒動
イラクではもうすぐ戦争が始まるのに。
ドラマで言うと「GoodLuck」が流行った。毎週、楽しみに見ていた大上。
しかしユウキは一度見て「もう見ない」と決めた。理由はキムタクのやりすぎの演技。
そんなユウキが最近、面白いと思った番組は「マイケルの真実」……。
(感想:彼ららしい毒舌漫才。最後の最後に、しっかりシメました)

(収録時間:85分+特典3分/YW)

●感想
やっぱり全盛期が過ぎた頃だったのかなあ……満足いくネタが少ない
ある程度の安定感はあるけど、爆発しない。何処か、守りの体制のようにすら思える。
M-1グランプリ01くらいの爆発が……やっぱり欲しかったなあ。
ところで、このライブが行われたのは03年の3月。もう2年前の話。
今の彼らは少しは変わったのだろうか?

●評価:★★☆☆☆(好きなら買っても良いでしょう)