菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

往生しまっせ、チッチキチー

結成25周年 走れ!エンターテイナー~スーパーライブ~ [DVD]

結成25周年 走れ!エンターテイナー~スーパーライブ~ [DVD]

25周年記念……だから、25周年を迎えるのは2006年のはずなんやけどなあ。実際は微妙に違うっちゅーことかな。大木こだま・ひかりから数えると、また違うしなあ。分からんけども、まあええやなあ。とりあえずレンタルしたけに、まあ、感想書きますわ。

●本編
1.オープニングタイトル
2.オープニング漫才
3.新しいことやらなあかん(ロケ)
4.コント・次郎長三国志
5.新しいことやらなあかん2(ロケ)
6.大木ひびきの落語 ※「動物園」
7.漫才 つばさ・きよし
8.コントで綴る25年
9.25周年・記念漫才
10.大エンディング
●特典(レンタルで見たから分からん)

最初はオーソドックスな漫才が始まりそうなんで、ちょっと焦った。おいおい、まさかオールドタイプのしょーもないネタばっかりやるんじゃないだろうなあ、と焦ったわけである。そんなこんなで、だらだら鑑賞。ほんまに大丈夫かいな、とエセ関西弁でブツクサ言いながら鑑賞。ほほう、ひびきさんはまだ未婚かいな……とか思いながら鑑賞。あ、あかん。こらオールドタイプな展開になるかもしれへんわ、と思てたところで、次郎長コント。なんやねん、カンカラやあるまいし。いかにも王道な時代劇コントに大木こだま・ひびきがアレンジを加えたようなモノが繰り広げられるも、今ひとつピンとこない。

ところが、ひびきさんの初挑戦落語を見て、妙に面白いと感じる。それから、若手漫才師のつばさ・きよしの漫才で温められる。そして、コントで綴る25年を堪能し、最後には堂々たる二人の漫才。さすがでござんした。いわゆる演芸モノのDVDとして鑑賞すると、漫才ネタの少なさに物足りないと思うかもしれへん。でもなあ、このDVDのタイトルは『走るエンターテイナー』ですわ。エンターテイメントとして見たら、時代劇コントに落語、ちゃんと漫才もある。名前的には間違いやないから、まあええか。と、納得できたわけでありました。「チッチキチー」のギャグだけやなし、大木こだま・ひびきの芸が好きという人には、良いDVDやないですかね。いや、良かったでっせ。またお願いしますわー。