菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

サルマンの処女

・本編「処女」
「日村勇紀ハダカ」
「小池敏男 1」
「刑事」
「オープニング」
「修学旅行(ライヴヴァージョン)」
「設楽統のオレはスゴイ事を言う」
「バカ青春待ったなし」
「焼肉」
「寿司」
「小池敏男 2」
「オサムクラブ(ライヴヴァージョン)」
「オサムクラブその後」
「小池敏男 3」
「エンドロール」
・本編「サルマンとバカジュリエット」
「オープニング」
「ミュージッククリップ 東京ひとりぼっち」(スライドボーイズ)
「ミュージッククリップ オレンジ」(2メン1ウーメン)
「ミュージッククリップ アタホライ」(赤えんぴつ)
「スライドボーイズ ミュージックショー」
「張り込み」(『激ミルク』より)
「とりあえず梅太郎」(『RADIO DANCE』より)
「マモルの夏」(『人間番号』より)
「バナナマンヒストリー」
「エンドロール」
「CM」

バナナマンが初めて一般販売したビデオ『処女』と、バナナマンのベスト盤である『サルマンとバカジュリエット』をDVD化したものが、本作である。ライブ映像というよりは、撮影したコントロケ映像が主であるためなのか、コントよりも濃い口なネタが収録されている。特に、まだまだ若かった頃のバナナマンの映像作品である『処女』は濃い内容になっているように思う。

本作でのバナナマンは、以前に紹介した「private stock」よりもアングラ濃度が低い。初の映像作品集、そしてベスト盤という名目からなのか、発売当時*1の匂いを醸し出しつつも、バナナマンに興味のある人にとっては受け入れやすい内容になっているんじゃなかなぁー……と、少し不安になりながらも思ったりします。いやー……どっちかというと、バナナマンの濃度の高さを感じさせてくれる作品になっている……いや、それはそれで……うーん、結論付けにくい作品だ。

それにしても、現時点で本作にのみ収録されている「とりあえず梅太郎」と「マモルの夏」の出来が、異常に良い。この二作品からは、個人的に僕が愛して止まない『ペポカボチャ』の匂いがするのだ。実にたまらない。とっとと『RADIO DANCE』と『人間番号』もDVDにしてもらいたいものである。お願い。

*1:『処女』は1998年、『サルマンとバカジュリエット』は2001年に発売。