サンミュージックの刺客→飛石連休
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2006/06/23
- メディア: DVD
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・本編 1.オープニング 2.「漫才:怖いもの」 3.ホンマにあったらしい呪いのビデオ1 4.「効果音?漫才」 5.ホンマにあったらしい呪いのビデオ2 6.「コント:藤井のお葬式」 7.ホンマにあったらしい呪いのビデオ3 8.「漫才:人間性」 9.ホンマにあったらしい呪いのビデオ4 10.「ぼけ・つっこみ決定戦漫才」 11.エンディング ・特典 岩見君のはじめてのお酒
飛石連休、初の単独DVD。タイトルは、如何にもベストなネタが収録されているようなタイトルではあるが、実は普通の単独ライブだったりする。おなじみの漫才あり、コントあり、岩見の特性を生かした幕間映像ありと、なんだかごく普通の単独ライブの映像が収録されている。いいんじゃないかしらん。
かつての飛石連休といえば、ヘタウマな漫才コンビ。正統派の漫才師をやってきた藤井に対し、見た目にはインパクトがあるものの技術力はシロート同然だった岩見の存在が、今までにないトリッキーな漫才を生産することとなった。結果オーライ。ところが、本作に収録されている飛石連休の漫才は、まるで当時のトリッキーさを失い、逆に正統派漫才師を感じさせる漫才になっていた。客が予想できる範囲のベタなボケが頻発されるようになり、それでも客を笑わせることの出来る手腕がついてきたようである。そんなわけで本作、若手芸人の集うライブハウスよりも、演芸人が集う寄席のほうが似合う内容になっているみたい。当人たちはそれを嫌がっているのか知らん、効果音を用いた漫才やボケとツッコミを入れ替えた漫才を披露し、独自の路線を突き進もうとしているが、結局はオーソドックスな笑いに昇華している。一刻も早く、演芸場の常連になるように奮闘してもらいたいものである。ありあり。