サンミュージックの刺客→どーよ

どーよ~どーよプレイ~ [DVD]

• どーよ（1996年結成）
  • テル（デニーロのほう）
  • ケンキ（「おさかな天国」のほう）
  • 収録時間：103分＋特典：11分

・ど〜よプレイ本編
「オープニング」
「ヤンキーコンビニ」（LIVE）
「ステージママ」（LIVE）
「テルカ」
「遺失物センター」（LIVE）
「結婚報告」（LIVE）
「エンディング」
・Do-Yoプレイ本編
「オープニング」
「トイレ（S)」
「乗りましぇん隊１」
「人殺しさんいらっしゃい」（LIVE）
「乗りましぇん隊２」
「トイレ（L)」
「乗りましぇん隊３」
「AVナンパもの」
「エンディング」
・特典映像
「未公開映像集」

最近、あんまりコンビとしての活動が見られないような気がしないでもないコンビ、どーよの初単独映像作品集。コント師としてより、漫才師としての二人の姿は何度か見た経験があるのだけども、本作に収録されているのは全てコント。先の飛石連休・三拍子が漫才師編で、今回のはコント師編といったところか。

さて、全盛期がどうだったかは知らないのだけども、どうも本作。コント師としては今ひとつ中途半端なポジションを持続し続けているなぁ、という印象を思いっきり与えられてしまいました。面白くないというわけでは、ない。テルの暴走しまくったキャラクターに対して、戸惑いながらツッコミを入れているケンキの掛け合いはそれなりに面白い。ただ、言うならばこの二人……あまりにも、華がない。というか、何か面白いことをやってくれそうな、そういうオーラがあまりにも弱い。芸人として、もう一つ突き抜けているものがないのである。

……以上が、『ど〜よプレイ』を見ての感想。一方の『Do-Yoプレイ』は、それなりに濃密が空気を作り出せており、なかなか面白い。体の張れる芸人であることをアピールしているかのような「トイレ」ニ作品はとんでもないし、「AVナンパモノ」も変というか、18禁フルスロットルでたまらない。なにより「人殺しさんいらっしゃい」は、ケンキのサディストな部分が炸裂しており……濃い濃い。こういう笑いは、拒否する人も多いが受け入れる人も多い。こういう笑いも作っていきたいと思うのなら、それも良いのではないでしょうか。……まぁ、感じかたは人それぞれ。とりあえず、見てみていただきたい。色々と考えさせられます。