ひねくれ友近の一興。

いつもごひいきにしていただいております [DVD]

• 友近（2001年）
  • 友近（本名：友近由紀子 / 女将）
  • 収録時間：91分＋特典：2分

おぎやはぎとかもそうだけど、ただ名前を出しているだけなのに独特の雰囲気が匂ってくるのが、なんとも不思議でありますな。良い名前。

・本編
「旅館の仲居」「お笑いGP審査員」「ユカのとってもスイーツ」「女性専用車両のおっさん」「新婦友人のスピーチ」「タクシー運転手 赤城みどり」「女性シンガー」「映画予告編 SUMO GIRLS」「銀座イェイ！」「列島ドキュメント2006 〜ソーセージが紡ぐ愛〜」「社員食堂のOL」
・特典映像
「各キャラクターインタビュー」

そんな友近、初の単独DVDであります。収録されているネタは、いわゆる友近の代表的コントばかり。ただ少し変なのが、それらのコントが映像として収録されている点。いわゆるコントのDVDはライヴ映像を用いることが多いのに、本作は『エンタの神様』とかで使っているような豪華なセットを背景に、ただ淡々とネタをこなしております。どうせ普通にコントを撮影するんだったら、客の入っているライヴ映像を収録すれば良いのにな、とか思わなくもありません。勝手な話。
ただ一つ面白いと思ったのが、『列島ドキュメント2006 〜ソーセージが紡ぐ愛〜』というコント。タイトルで分かるように、友近が愛して止まないキャラクター“吉山外子”という、ソーセージ狂いの女性の姿を追ったドキュメンタリーなのですが、これが実に良い。劇団ひとりがやってる『都会の〜』シリーズほどに重くなく、それでいて変にドキュメンタリーとして徹底している内容になっており、面白いです。どうせなら他のコントも、同じ様な内容にしたほうが良かったんじゃないかなあ、とか思いますが。これは良かったです。
ただ、やっぱり全体的にコントをそのまま撮影しただけのモノばかりなのは事実なわけで。なんか、惜しいです。惜しいですが、特典映像を見たら、なんだか納得してしまいます。不思議ですね。