菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

どーしたものか『百式2006』

2丁拳銃 百式2006 [DVD]

2丁拳銃 百式2006 [DVD]

百式2006』の感想を書こうと思い、愛用のノートパソコンに向かってはみたものの、実際に僕が思っていることを上手に言葉で表せるほどの文章力が僕には僅かであるということに気付き、さてどうしたものかと頭を抱えてみた結果、とりえあえず句点をつけずに文章を書くという一時期の町田康の小説っぽく書いたら勢いで書けるんじゃないかと思い、それを実践しているのだけれども、どうにもこうにも文章を続けることが苦しく、そろそろ止めようかと思った次第である。ああ、しんど。そんなわけで、拙い文章で書こうと思います。ご了承下さい。
……さて。前回の『百式2005』の発売から、およそ一年。待ちに待った……とまでは言わないにしても、ようやっと発売された『百式2006』に心を躍らせていた僕であります。一応、過去の2丁拳銃のDVDは全て購入しており、それらに大きな外れ作品は無かった。きっと、今回も面白いんだろうなあ……と思っていた。まあね、正直な話、ちょっと期待しすぎたところはあったかもしれない。絶対面白いぞ、絶対に面白いぞと思っていたことも、まったく否定しない。まあ、つまり、その、えーと、なんと言いますか、その……つまらんかったです。ビックリするほど、ツボに入らなかった。その日のテンションと『百式』のテンションが合わなかっただけなのかもしれない。別の日に観たら、思いっきり笑えるかもしれない。けれども、今はただ……うん、つまらんかったとしか言えません。で、その理由なんですけども……今回の2丁拳銃は、ちょっと気を抜いていたというか。漫才師にとって自然体の漫才を見せることはとっても大事だと思うんですけど、この2丁拳銃の漫才って「二人vs観客」みたいな感じなんですよ。ある種のロック魂というか、なんというか。そんな二人が、フッと油断した結果が今回のライブと……分かりにくいですかね。分かりにくいとは思いますが、とにかくそういう印象でした。んー……あの独特の緊張感が好きだったんだけどなあ……。この公演の冒頭で、小掘さんが「(百式)もう飽きた?」みたいなボケをかましてるんですけど、むしろ「お二人こそ、百式に飽きていませんか?」と思いました。んー……まあ、観る人に寄って感想も変わるタイプの公演だとも思うんですけど……んー……あー……今回はキレが悪いなあ……。

・収録内容
◆立ち上がり漫才」◆「ハグキに敬礼漫才」◆「クシャミ漫才」◆「あきらかに漫才」◆「理想の子供漫才」◆「最後のおつかい漫才」◆「刑事クッキング漫才」◆「メタボリック漫才」◆「中村漫才」◆「お金持ちになったら漫才」◆「不動産屋漫才」◆「戦場の兵士漫才」◆「ママのサンタ漫才」◆「サンタクロース漫才」◆「忍者漫才」◆「まとめ漫才」◆
・特典映像
「中村の時間ですよ」
・収録時間:本編107分+特典26分

なお、今回も一部音声の修正があります。どうにもならんのか。