ネタも良いけどトークもね。『エンタの味方!THE DVD vol.1』
エンタの味方!THE DVD ネタバトルVol.1 ハマカーンvs流れ星vsキャン×キャン
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2007/08/03
- メディア: DVD
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収録されている漫才は、全部で十五本(一組につき五本)。そのうち十二本がテレビで放送されたもので、残りの三本がDVD用に収録されたものである。それ以外の情報については、既にネット上で手に入るので、そっちのほうで調べてもらいたい。そんなわけで、ここでは三組の漫才の出来について書きたいと思うのだけれども……『爆笑オンエアバトル』を見ている人なら、言わずもがな。全体的に安定したウケを狙うことの出来る三組が、そうそう失敗することもなく、きちんと自身の仕事をこなしております。三分間という限られた時間の中で、ちゃんと自らの色を出しつつ、まとまったネタをこなす姿は、まるでうら若き天才職人……いや、それは褒めすぎか。まあ、ネタの出来には定評のある三組なので、下手な失敗もしないで、きっちりと仕事をこなしております。『爆笑オンエアバトル』などで彼らのネタを見て、「面白いなあ」と思った人なら、満足できるレベルの完成度だったのではないかと思います(今後、このクオリティが安定して出せるかどうかは、ちょっと心配だけど)。
そんなネタとは別に面白かったのが、特典映像として収録されていた、司会進行役である豊田綾乃アナウンサーと三組の『オープニングトーク傑作選』。サディスト教師役を演じている豊田アナの言動で、いちいち戸惑いながら対応する三組の姿が、実に面白い。回を増すごとに三組の対応が上手くなっている部分も見られ、彼らの成長記録としても面白い。漫才師の彼らとは違う、まったく別の一面が見られたことは、なかなか希少で良かった。次の巻でネタのクオリティが下がっていたとしても、このトーク見たさのために全巻購入してしまうかもしれないってくらいに、面白かった。とにかく、二巻にも期待したいと思う(全四巻の予定)。しかし、ずっとこの三組で続けていくつもりなんだろうか。あんまり続けていくと、この三組のネタが枯渇してしまうのではないかと、ちょっと不安なのだが……というか、他の若手芸人でやっているバージョンも、ちょっと見てみたい。その時は磁石・三拍子・5番6番でどーすか(知らん)。それにしても、総合演出のピッコロきど……やるなあ。何者だろう?
・出演 ハマカーン・流れ星・キャン×キャン/豊田綾乃TBSアナウンサー ・本編テーマ(65分) 「出会い」「旅」「ときめき」「雨」「経験」(DVD新作) ・特典映像(22分) 「オープニングトーク傑作選」 ・特典音声 ハマカーン・流れ星・キャン×キャン・ピッコロきど(総合演出)による副音声