菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

しまった!『ゲームセンターCX DVD-BOX4』

ゲームセンターCX DVD-BOX4

ゲームセンターCX DVD-BOX4

後悔先に立たず、という言葉がある。意味は“既にしてしまったことは、後悔しても取り返しがつかない”というもの。このDVD-BOXを購入し、鑑賞し始めたときの僕は、まさに、この言葉を頭に浮かべていた。
知っている人は知っていると思うが、僕はいわゆるニコ厨である。ある……と言っても、かなりライトな方だけれど。いわゆるMAD映像でニヤニヤしたり、アニメの本編を鑑賞したりする程度の、ニコ厨。そんな僕は、ある日、ニコニコ動画で「ゲームセンターCX」と検索。すると、大量の放送動画を発見。これは見ておこうと、次から次へと動画を探る。妙な世界観のアクションゲーム「海原川背」イノコMAXが大変な目にあったセプテントリオン、長期に渡り挑戦を続けたマイティボンジャックなど……CS放送が観れない僕は、まさにゴールドラッシュ時代に金鉱を見つけた荒くれ者よろしく、映像を掘り下げるだけ掘り下げた。
……で、今。それらの映像を観てしまった僕にとって、今回のDVD-BOXが退屈で仕方ないのである。ああ、自業自得。タダほど高いものはない。ンモー。こういうのは、初見だからこそ面白いのにィ。そんなわけで、今回は本当にムハァー(byモンガー)な感じだった。
そんな僕の心を、ステキな感じに満たしてくれたのが、番組のもう一つの目玉コーナー「たまに行くならこんなゲームセンター」の特別編、「最北端ゲーム紀行」だった。何が良かったのか。まあ、とりあえずニコニコ動画で見てなかったのが、良かった(笑) ただ、それ以上にドキュメンタリーとしての出来が良かったからだろうなあ、と思う。
「最北端ゲーム紀行」は文字通り、稚内で行うファンイベントの目的地に向かうついでに、日本最北端にあるゲームセンターを探してみよう……という旨のドキュメンタリーである。舞台は勿論、北海道。有野課長がいつもの部屋を飛び出し、白銀の世界を所構わず動き回る様子は、やたら新鮮だった。これが、なんと50分もある! 長い! 長いけど、その旅模様がひたすら面白い。改めて、有野晋哉という芸人の人間の良さを感じさせられるものだったと思う。
そんなわけで、今回のDVD-BOXは「たまゲー」と特典映像のボンバーマンくらいしか楽しめなかった。もう一回、書こう。自業自得である。今度から、購入する予定のあるものは出来るかぎり目を通さずに、購入する予定の無いものばかりを見ることにしようと思う。いや、ダメやん。倫理的に。
追記。ちなみに、「セプテントリオン」の例の件は、やっぱりカットされていました。……まあ、そりゃそうだろうなあ。更に追記。すいません、カットされてませんでした(笑) いいかげんだなあ、僕。代わりに、サイトのアドレスが表示されていました。良い対応。

・本編(vol.7:221分)
「海原川背」「ストリートファイター2(ディレクターズカット版)」「マイティボンジャック 完全版」「たまに行くならこんなゲームセンター 〜花やしき編〜 〜谷川文具店編〜 〜熱海バッティングセンター編〜」
・本編(vol.8:219分)
「セプテントリオン(ディレクターズカット版)」「妖怪道中記」「映像特典:ボンバーマンボンバーマンのおまけ」「たまに行くならこんなゲームセンター 〜最北端ゲーム紀行編〜 〜イシダ編〜」

第五弾ボックスに「クロックタワー」が入ってると良いなあ。正直、過去の有野の挑戦の中で、最も興奮した回だった。あれなら、何度でも見られる。あー、収録してくれないものかなあ。