菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

『さまぁ~ず×さまぁ~ず DVD-BOX』

さまぁ~ず×さまぁ~ず DVD-BOX (初回限定版)さまぁ~ず×さまぁ~ず DVD-BOX (初回限定版)
(2008/06/25)
さまぁ~ず

商品詳細を見る

兵動大樹のおしゃべり大好き。』『チハラトーク』と、なんとなく立て続けにトークライブを堪能してきた、この夏。おかげで今、トークライブDVDが僕のマイブームみたいになっている。そうなると、もう止まらない。とにかくトークライブ、トークライブだ。トークライブが見たくって仕方ないカラダになってしまうのだ。なんか表現がヤラしいな。なんか杉本彩みたいだ。何の関係も無いけど。

 そんな火照ったカラダを冷ますため、それから今月は費用が幾らか余りそうだったので、あとamazonで割引価格で売られていたので、それと初回限定という言葉に釣られて、『さまぁ~ず×さまぁ~ず DVD-BOX』を購入したのであった。簡単にカラダを許してしまう僕なのであった。ホイホイついていったわけであった。……うーん。そろそろクドいか?

 ライブミランカで配信され、後にDVDとして発売された『さまぁ~ずトークライブ ~三村もいるよ!』がきっかけで企画されたトーク番組『さまぁ~ず×さまぁ~ず』。今作は、同番組で放送されたトークの傑作選を収録したものになっている。それ以外にも、番組中で行われた大喜利の傑作選、幕間映像、舞台裏などが収録されている。で、なんやかやで、本編の収録時間はがっつり204分(特典152分)。全部見るだけで一苦労。

 しかし、まあ……あれだね。大竹さんはグチが似合うよね。元々、病的なほどに神経質なボケを得意としているせいか、ネガティブな状況を話す姿が、異常に似合ってる。なんていうのかしら。例えば、これが千原ジュニアさんだとしたら、「怒り」の要素が強く出過ぎてしまうと思うんだよね。でも、大竹さんがそれをやると、「怒り」の要素よりも「場のナンセンス」が勝るって感じ。声のせいなのか、キャラクターのせいなのか、話術のせいなのかは分からないけれど。おかげで、トークが緊張しない。良いね。マターリしてて。

 一方の三村さんは、エロトークと家族話が中心。「高画質のアダルトビデオを見るため、家族が寝静まった朝五時にPS3の配線をイジる」という話の下らなさが、もうたまらなかった。エロに熱い41歳。まだまだ現役だね。家族話は、なんとなく兵動さんの家族話を彷彿とした。三村さんの子供のほうが年上だから、子供ならではの狂気はそれほどないけれど。むしろ、和んだ。

 ただ今回のDVDにおいては、どっちかというとトーク部分よりも、大喜利部分のほうが印象に残っていたり。「相撲の決まり手を今風に直して下さい」「新しい地図記号を作って下さい」「顔文字にタイトルをつけて下さい」などの創造力をくすぐるお題を、自由自在に受け止めて、下らない回答へと昇華していく姿は、なんだか妙に頼もしい。……頼もしいって表現は間違っている気がするけれど。うん。

 特典ディスクには、番組一周年記念イベント『らいぃ~ぶ×らいぃ~ぶ』の様子が収録されていた。単なるトークイベントではなく、即興コントあり、各自のソロコントあり、さまぁ~ずのマジ歌唱ありと、なんだかバラエティに富んだ内容になっていた。……まあ、あくまで特典ディスクって感じだったけどね、正直。

 総合的に見ると、かなり面白かった。グダグダな空気も含めて、なかなか良かった。バラエティでのさまぁ~ずがそのままパッケージされているような、そういう感じ。バラエティでのさまぁ~ずが大好きな人には、かなりたまらない内容だったんじゃなかろうか。僕の火照ったカラダも見事にクールダウン……夏なのに


・本編DISC-1(86分+特典45分)

「戦う男 大竹ROUND1」「たまに三村も戦ってます!」「戦う男 大竹ROUND2」「三村のエロストーク」「マルチ大喜利 傑作選1」「青春 思い出トーク集」「幕間コント傑作集(パペット親子誕生前)」

 ★特典

つぶやきシロー完全密着『さまぁ~ず×さまぁ~ず』の一日(つぶやきシローの前説付き)」「<未公開トーク>さまぁ~ずのどうでもいいモノマネ」「番組制作発表会見」「<未公開>マルチ大喜利

・本編DISC-2(119分+特典6分)

「三村パパ日記」「戦う男 大竹ROUND3」「さま×さまに内村プロデューサー登場!」「マルチ大喜利 傑作選2」「さまぁ~ずと愉快な仲間達(本人達によるコメントも収録)」「幕間コント傑作選(パペット親子誕生後)」

 ★特典

「<未公開トーク>さまぁ~ずと不愉快な仲間達」「<未公開>トーク後のサプライズ!」

・特典DISC(101分)

「らいぃ~ぶ×らいぃ~ぶ」