菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

若手、全力疾走『エンタの味方!THE DVD vol.3』

エンタの味方!THE DVD ネタバトルVol.3 ハマカーンvs流れ星vsキャン×キャン

エンタの味方!THE DVD ネタバトルVol.3 ハマカーンvs流れ星vsキャン×キャン

三枚目である。三枚目ともなると、いいかげん書くことがなくなってしまう。おかげで非常に困っている。でも、購入したDVDの感想は出来るかぎり書いておきたいので、必死になって書こうとする。でも、出来ない。書きたいことはあるのだけれど、それを言葉にして説明しようとして、よりグダグダな文章になってしまう。うーん。ダメだ。ダメなので、凄く簡潔に書くことにする。
三枚目の今回は、これまで司会進行を務めてきた豊田綾乃アナが懐妊で番組を去るので三組が豊田アナに漫才を送るという大イベントに加え、出演者のコンプレックス当てクイズ・DVD用に某ドリームマッチをパクった企画「シャッフルコンビ対決」を収録し、かなりバラエティ濃度の高い内容になっている。しかし、そういう企画以上に今回は三組の漫才が全て面白いというフルスロットルぷりに感動した。流れ星は安定してギャグが面白かったし、キャン×キャンもネタのナンセンスがこれまで以上に素晴らしかった。そして、ハマカーン今回のハマカーンは素晴らしかった。正直、『エンタの味方!』でのハマカーンはネタ切れな印象が強く、二巻でのグダグダっぷりを見ると「流れ星よりハマカーンの方がリストラされてもおかしくないな」*1とさえ思っていた。ところが、今回の彼らは輝いていた。サディスティックなボケから下らないボケまで滞りなく笑えた「発見」、ビデオカメラを撮影する父親の設定を徹底的に遊ばせた「運動会」、浜谷が敬愛する宮本武蔵の巌流島のエピソードを取り扱った「かけ引き」など、なかなかの漫才を見せつけていた。
次回、四枚目でこのシリーズも最終回になる。ちょっと寂しい。寂しいが、このシリーズがどういうエンディングを迎えるのかも、ちょっとだけ気になる。あと、このシリーズの続編がありうるのかどうかも、実に気になるところ。このまま終わってしまうのか。それとも、第二期シリーズもありうるのか。とりあえず、キャストに三拍子・タイムマシーン3号・磁石を呼んでほしいなあ!(なあ、と言われても)

・出演
ハマカーン・流れ星・キャン×キャン豊田綾乃/西田真生
・本編テーマ(88分)
「発見」「運動会」「かけ引き」「クリスマス」「浮気(DVD新作/シャッフルコンビガチンコ対決)」
・特典映像(32分)
「オープニングトーク傑作選」「豊田先生 お別れ会」「「豊田綾乃」をテーマに漫才」
・特典音声
ハマカーン・流れ星・キャン×キャン・ピッコロきど(総合演出)による副音声

それはそうとして、シャッフルコントの副音声は一周して面白いネ。

*1:番組の序盤で、流れ星は司会の豊田に他の芸人と交代させられそうな扱いを受けていた