菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

『中川家×サンドウィッチマン×ナイツ「漫才サミット~実力派漫才師・ 笑いの頂上会談~」』

中川家×サンドウィッチマン×ナイツ「漫才サミット~実力派漫才師・ 笑いの頂上会談~」 [DVD]中川家×サンドウィッチマン×ナイツ「漫才サミット~実力派漫才師・ 笑いの頂上会談~」 [DVD]
(2013/05/29)
中川家サンドウィッチマン

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突然だが、サミットってなんだろう。辞書で調べてみると、サミットとは主要国首脳会議という意味なんだとか。うーん。つまり、漫才サミットとは、主要漫才師首脳会議の意であると考えていいのかな。なんだか字面が凄いぞ。メンバーには、発起人である中川家・礼二によって、ナイツとサンドウィッチマンが選ばれている。とはいえ、これから更に追加される可能性もあるとか、ないとか。せっかくサミットって銘打っているんだから、もうちょっと増えた方が盛り上がって楽しそうだけど、増えすぎるとフットワークが重くなりそうな気も。難しいところやね。本作には、そんな漫才サミットが2012年5月6日にルミネtheよしもとで開催した、第1回公演の模様が収録されている。

漫才の出来は言わずもがな。剛の復帰直後とあって少し不調だれども底力を見せる中川家、盤石のネタ運びで着実に引き寄せるナイツ、斜め上を行く展開の漫才コントで笑いの世界へと引きずり込むサンドウィッチマン、三者三様の魅力がギュッと凝縮されている。しかし、これらの素晴らしい漫才以上に見ものなのが、ネタ後のトークコーナー。それぞれの漫才観や芸人観がぶつかり合う、非常に高尚で有意義な会談が展開……されることなく、ボヤキといちゃもんが交錯する愉快でドイヒーなトークが繰り広げられている。というか、塙は毒舌トークで暴走し過ぎだっ(しかしそこが良い)。

漫才師三組の笑うしかない悦楽のステージ、鉄板でございます。


■本編【80分】

「漫才~中川家~」「漫才~ナイツ~」「漫才~サンドウィッチマン~」

「漫才トークコーナー」

■特典映像【31分】

2013年1月13日(福岡)、2月9日(宮城)より「漫才トークコーナー&爆笑!楽屋裏映像」