菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

「東京腸捻転~和敬静寂~」(05・02・16)

東京腸捻転~和敬静寂~ [DVD]
 

まあ、簡単な解説&一言感想。

 

18KIN「漫才:邪念病院」
白い巨塔が流行っているねえ、というマクラに無反応の客。「大滝:あれ? そうでもない?」
ああいうのを見ると、医療の現場に憧れる。出入り業者に憧れる。医者よりはなれそうな気がするから。
医者にはなれないだろうけど、ドラマには出られるかも。「大滝:いや、でもオレ手癖悪いもん
「大滝:ナースのお仕事が関の山だよ」「今泉:ナースのお仕事なめるなよ!」
じゃあ、試しに医者をやってみよう……というわけで、医者コント。
(一言感想:今泉が展開をミスったり。それにしても、田代まさしをイジルの好きだねえ……)

THE MAN「コント:ピアノ教師」
ピアノ教師、ピアノのお披露目が近い生徒に指導。ヘ短調、抱きしめて!」
指導に集中しているときに、生徒に言う。「あなた、私をオカマと思ってない? 確かに私は同性愛者だけど……」
舌打ちして教師に反抗する生徒。「今朝まで飲んでた? もう幾つなの? ねえ? 53でしょ?
教師がこうも口うるさくしていたのには、ある理由があったのであった。
(一言感想:初見。なんだか最近のラーメンズを彷彿とさせる雰囲気。なかなか楽しそうです)

アンガールズ「コント:高校球児」
お馴染みのラフな格好で登場。ご挨拶の後にコントを開始。
上手くバットを振ることが出来ない山根。田中にスイングを見てもらうが、「田中:できてないよぉー!」。
どうしようもない山根のスイングを直してやることにした田中。でも、山根の同意の返事が遅い。不満があるのか。
もう一回聞いてみるけど、また遅い。「山根:まだ何か喋るのかなあと待っていたんですよ」
「田中:そんなマシンガントークしないよ!」とりあえず田中のスイングを山根に見せてみることに。
(一言感想:アンガールズらしいと言えば、らしい作。もう一つ、何か欲しいなあ)

インスタントジョンソン「コント:クイズ生で答えて」
クイズ番組の収録現場。ゲストは、ドラマ「佐々木小次郎」で佐々木小次郎役のサトオウジ。
収録前、ADにお金を払ってクイズの答えを教わろうとするサトオウジ。ADは本番中、答えのカンペを出すことに。
クイズ番組が始まると、サトオウジはカンペどおりに答えを言い始める。
しかし紙がズレている。問題と答えがズレている。
「杉山:バレンタインデーで、本命以外の人にあげるのは何チョコ?」「佐藤:ノンカロリー
「杉山:ナイスバディの姉妹といえば、何の姉妹?」「佐藤:義理の姉妹
途中で紙のズレに気付くADは紙を直すけど、ハプニングは次々と巻き起こる……。
(一言感想:相変わらず安定して面白い。個人的に「アロマテラ・ピー」のほうが好きだなあ)

モジモジハンター「THEショートコント」
舞台中央には、お馴染みのパイプイス。「肖田:じゃあ、モジハンのショートコント」
ショートコントは「104」「避難訓練」「電気屋」「クイズ」。
(一言感想:いつもと同じ緊張と緩和。変化球のオンパレード。そろそろ新しい一歩も欲しい)

シャカ「コント:モンスターハウス
お化け屋敷。入口でのセリフと最初のオバケを担当する植松の前に、臆病そうにしている大熊が現れる。
植松が驚かすと気絶してしまう。気絶から目覚めた大熊、素顔の植松に「大熊:妖怪ヒラペッタンだ!」
実は大熊、このお化け屋敷でバイトをすることになっている人。楽屋裏へ連れて行き、バイトの説明をする。
バイト説明のためにお化けのマスクを被ると、また気絶する大熊
不安を残しつつ大熊にバイトをやってもらうのだけれども、案の定失敗ばかり……。
(一言感想:悪くは無い。やっぱりシャカには、爆弾みたいなネタが必要だなあ……)

劇団ひとり「コント:火事場」
夜中に火事。無事に家から脱出した川島。だが、そこで気付く。妻がいない。
急いで家に戻ろうとするも、足が痛くて歩けない。そこで、隣人の加藤さんが代わりに家の中へ。
燃え盛る炎の中に飛び込んだ加藤。そこで気付く。「妻は……実家に帰っていました」
(一言感想:劇団ひとり、ひとつの真骨頂だと思います。短いけれど、いやいや面白い)

ドランクドラゴン「コント:ビデオレター」
都会で暮らす鈴木の家に、沢山のメガネと実家からのビデオレターが届く。
タイトルは「親父スペシャルVol.1・2」。早速再生してみると、そこには実家の風景が。
「塚地:拓、病気か?」と、挨拶する父親。父親は近況を語る。「親父:心配して、夜しか眠れん」。
その後も父親の爆弾発言に慌てまくる鈴木であった。
(一言感想:最近の名作。塚地のツッコミ無視なボケが面白くて仕方が無い)

長井秀和「猛毒漫談」
おなじみの単発漫談。フラッと登場。「有名芸能人の話」「店員の話」「女の話」。
(一言感想:相変わらず女性関係のネタは鋭い。上っ面の内側を暴きまくり)

ホーム・チーム「コント:村田エクササイズ」
舞台中央に与座、少し端のほうに檜山。大学で村田護身術エクササイズ講座
変な動きで、襲われた時の回避方法を指南する。「与座:はい、そこ笑わない!
何か質問があるかと聞くと、服(日の丸に「一番」と書いてある)のことを聞かれる。
痴漢に襲われた時、酔っ払いに襲われた時の退避方法を教える。
(一言感想:ほのぼのとした展開は彼らならでは。オチは成人式の事件のパロディかな?)

・感想
とりあえずTHE MANが観られただけで満足なのですが。他の人の、知ってるの多かったし。
シャカとホーム・チームは未見のネタだったけど、ちょっとマンネリ気味というか、なんというか。
やっぱり全盛期と比べると……嫌なところで安定しているのが悲しかったり。
もっと面白いトコロに行けるはずなんですけどねえ。なんだかなあ。頑張ってくれい