菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

よゐこライヴ2 蔵出し

よゐこLIVE 蔵出し(2) [DVD]

よゐこLIVE 蔵出し(2) [DVD]

 

「休日」(1992)

●内容:釣りをしているフナ(濱口)。そこへ友達のおたまじゃくし(有野)がやってくる。手が無いから釣りの出来ないおたまじゃくしに、「僕にはムナビレがあるからね」と言うフナ。フナをフナじゃないかと勘ぐるおたまじゃくし。否定するフナ。その時、釣竿にフナがかかる。「お、お母さん……」●感想:同じネタが「SUPER~竹~」に入っております。そっちと比べると、少し画質が荒いので、そっちを勧めます。はい。

「デパート」(1992)
●内容:なんでも百円で売っている百円デパートに入った濱口。入ってすぐに店員(有野)が名刺を渡しにやってくる。名刺を受け取る濱口。すると店員、「百円です」。百円と安いから返品は不可能とのこと。仕方なく百円を払い、店内の物色を開始する濱口だったが。●感想:とにかく下らないものを買わされるってのもたまりませんが、それを百円だからって買ってしまう濱口さんはもっとたまりません。たまらんなあ。

「記憶喪失クイズ」(1995)
●内容:ザ・記憶ショー。司会進行は有野。記憶を喪失した濱口(名前不詳)に勝手に記憶をうえつけていく。戸籍にも登録される。頑張ってくれと励まされる。まずは名前を決める。濱口の希望は六文字。きむらたくや、が良いらしい。「き」「む」「ら」と続くが、四文字目に「だ」。●感想:クイズネタ再び。記憶喪失の人に新しい記憶を植え付けるクイズをする、という設定だけで好き。

「妄想狂」(1996)
●内容:喫茶店で友達と会話している濱口の発言を、隣の席で聞いている有野。日常会話から、変な妄想を膨らます。「あー、だいぶ(髪の毛)伸びたなー」「伸びた? 何伸びたんかなー。首かなー。そんなんノドヌールとか届かへんやん……」●感想:有野さんの妄想ありきなネタ。その妄想の飛ぶ方向がとんでもないので、好きな人はとことん好きになるんじゃないかしら。

「アレ・コレ・ソレ」(1996)
●内容:最初に「アレ」を含めた会話を披露する。その会話が終わったら、「アレ」に何を入れるかをパネルの三択から決定。そこで決定されたものを「アレ」と置き換えて、もう一回披露する。●感想:一発ネタ。何度も見れるタイプのネタではないけど、なかなかのもんだと思いますよ。

「冷の世界」(1993)
●内容:冷蔵庫の中、キムコとキムチの会話。食卓について教えてもらっているキムコ。冷蔵庫で臭いばっかり吸っているキムコ。中でもキムチの臭いはきつい。風呂には入っているのか。食卓には連れて行けないが、冷蔵庫の中を散歩するくらいなら大丈夫だと言うことで、二人は冷蔵庫を散歩することに。●感想:ほのぼのコント。後に有野さんが「冷蔵庫」っていう絵本を出してましたけど、それの元ネタなんでしょうか。

銃社会(1995)
●内容:ファミレスに拳銃を持って入ってくる濱口。同じく拳銃を持って接客する有野。お互いに間合いを確認しながら、席に案内する有野と案内される濱口。メニューを見ているとき、うっかり拳銃を下げてしまう濱口、有野優位の状況に。言うままに注文するハメに。●感想:ただひたすら、拳銃で互いに構えまくってるコント。拳銃を向けられたほうはなすがまま。

「戸肉の圧迫感」(1992)
●内容:電車に乗っている濱口は、なんだか変な男(有野)に遭遇する。その男は、濱口の想定の範囲外の発言、行動をひたすらやりつづける。濱口を電車から降ろそうと窓を開けようとするが開かない、開けるのを濱口が手伝ってやるとお礼に鼻水を渡そうとする、受け取らない濱口を連結部分で躍らせる。●感想:名作。有野さんが演じている変な男が本格的に変な男で、テレビ放送できるのかこれは、と思わざるを得ないコントです。これが観られるだけでも、この作品は購入の価値ありだと。はい。