菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

4月の購入物感想文

「good day house」(KKプロデュース)
小林賢太郎第一回プロデュース公演。「good day house」という名のマンションを舞台にした物語。まだまだ初めての公演なだけあって、完成度は低い。各階の構成はコントとして観ると面白いけれど、演劇としては弱い。空気もコントの域を超えず。特に四階(最上階)の話はオチに至るまでの展開がダメダメ。ただし、片桐と小林が二人きりで展開する三階のオチ、凄いです。ちょっと背筋がゾクっとしました。

「PAPER RUNNER」(KKプロデュース)
小林賢太郎第三回プロデュース公演。少年向け雑誌「コミックハポン」の編集部を舞台にした物語。過去二回の公演はブツ切りにして、ショートストーリーを繋いだ作品集みたいな感じだったのですが、今回はシッカリ一本モノになっています。作品としてのレベルも上がっており、かなり面白い公演になっています。ただ、終盤がダルダルでした。同じ展開を何度も繰り返すというギャグをやっていましたが、ちょっとツボに入らず。しかし、次の公演では面白いモノを観れるのではないかと期待

「銃響曲-SYMPHONY-」(2丁拳銃)
2004年に行われたコントライブ。前作「銃歌-チャカ-」よりも、そこはかとなく泣かせに来ているコントが多く、途中からなんだかしんみりしてしまいましたコントとしての完成度はそこそこに高く、さすが2丁拳銃と思わせてくれる出来です。ただ、逆に言えば挑戦的なネタが無く、2丁拳銃の新しい一面を見ることは出来なかったのが残念。あ、特典に漫才が入っていたのは嬉しかったです。