菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

「男子はだまってなさいよ! バカワールドカップ」

バカワールドカップ [DVD]

バカワールドカップ [DVD]

 

作・演出:細川徹
出演:大堀こういち/バナナマン(設楽統・日村勇紀)/荒川良々
   五月女ケイ子佐伯新/井苅智幸
ゲスト:池澤祥子/近藤公園みのすけ(ナイロン100℃)
映 像:番場秀一
イラスト:五月女ケイ子

収録時間:約110分

●ストーリー
ウィンブルドンを目指しているテニスプレイヤー、荒川と日村。ある日の練習後、一緒にバカを見に行こうと荒川を誘った日村は、バカ三人に囲まれた末に異空間へとワープしてしまった。二人は「ウィンブルドンで会おう」と約束して別れた。ただただ異空間を彷徨い続ける日村に対し、日村のことをすっかり忘れてしまっていた荒川は、なぜだか医学生になっていた。

●感想
狂った笑い、というものを舞台で代名詞の様に表現したようなコント内容だった。一応、主人公的ポジションにある日村・荒川はもちろん、他の出演者も全員が狂っていて、正常な人間が一人もいない。その狂い具合もとてつもない。頭にストローの突き刺さったヤツ、首の周りに毛が生えまくったヤツ、狭いステージを端から端まで探検する夫婦……ああ、本当に狂気的。最近、若手芸人ブームに乗っかって色々な芸人のネタを観てきたけれど、今ひとつ自分の求めているのとは違うなあ、と思っている人にはピッタリの一品。というか、お笑いという分野に興味があるだけな人も、一度は観ておいたほうが良いでしょう。笑いの爆弾、熱狂的に炸裂