で、囚われてみた。
- 出版社/メーカー: R and C Ltd.
- 発売日: 2003/05/28
- メディア: DVD
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それはそうと、この公演の話。まず、この公演にはジュニア以外の人物は登場しません。特典映像の『〜解説〜』には、放送作家が二人登場しますが、本編には完全にジュニアしか登場しません。最初は色んな人とやろうと思っていたらしいですが、気が付いたら一人だったそうです。ロンリー……って、別にそういうことではないか……あ、すいません。はい。とっとと本編の話をします。
ジュニアしか出演していないということもあるのでしょうが、公演の内容は、まるでジュニアの脳味噌の中を覗いているような濃厚っぷりでした。日本を訪れたことのない日本大好きな外国人の学習風景を描いた『ジム・パーキン』は、ややラーメンズの日本語学校を思い出しました。無論、内容は別モンでしたが。「あれは、地図ですか? ……いいえ、あれは湯葉です」。意味が分からないけど、なんかオモロい。その次に収録されている『こうじ君44sentimental』は、映画撮影のために作ったジュニアのデスマスクを使った、いわばモノボケ。デスマスクですが、ブラジャーとか被らされます。首から下は無いのに、鍋パーティーとか開きます。なにやってんだ。その他にも、なんだか奇妙なテレビ番組を仕切っているディレクターの姿を描いた『榊D』や、竹内力を犬にしてみた犬版Vシネマ『犬内力』など、奇奇怪怪なネタが続きました。
その中でも、個人的に最も印象に残ったネタが、『終わりの会』というネタ。文字通り、小学校で一日の最後に行われる“終わりの会”の様子を描いたコントなのですが、実に変。ジュニア演じる小学生が、とにかく変なことを言ったりやったりするヤツで、クラスの女子に糾弾されているという設定なのですが、その内容が実に変。特に笑ったのが、友達の父親のタクシー運転手が、パトカーが通るたびに身を隠そうとするのを見たという部分。非常にくだらなくて、とにかくおかしかったです。あい。
最後に総評ですが……結論から言うと、非常に笑えました。ジュニアの発想が上手く演出されており、かなり練られている印象を受け、実によくまとまっていました。これは今後、千原兄弟というコンビでの活動も気になるところ……というわけで、次は「プロペラを止めた、僕の声を聞くために。」を購入しようと思いました。お終い……って、全体的にデスマス口調で書いてみたら、非常に胡散臭くなってしまって、どうしたものか(笑)