菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

笑魂『狩野英孝の生まれつきイケメンです』

笑魂シリーズ 狩野英孝の生まれつきイケメンです(2008/07/23)狩野英孝商品詳細を見る お笑いブームに二度目の波がやってきた。『爆笑レッドカーペット』を中心としたショートネタブームが、その波だ。それ以前のお笑いブームは、とにかく若手と呼ばれている…

笑魂『オジンオズボーン「やんちゃ漫才」』

笑魂シリーズ オジンオズボーン「やんちゃ漫才」(2008/07/23)オジンオズボーン商品詳細を見る ますだおかだ・アメリカザリガニといった正統派漫才師が在籍している芸能事務所「松竹芸能」において、その後継と言える程の実力を持った漫才師は、彼らが若手芸…

笑魂『ぼれろ ビギナーズ♪♪ラック』(加筆修正版)

笑魂シリーズ ぼれろ 「ビギナーズ♪♪ラック」(2008/07/23)ぼれろ商品詳細を見る サンミュージック所属のお笑い芸人といえば、スベリ芸で一世を風靡したダンディ坂野、俯きながら愚痴り続ける元ホスト芸人ヒロシ、ハイテンションでナンセンスな芸風が一部に評…

『バナナマン傑作選ライブ bananaman Kick』全ネタ雑感(総評補充)

バナナマン傑作選ライブ BANANAMAN KICK(2008/07/23)バナナマン商品詳細を見る バナナマンは、今年で結成十五周年になるのだそうだ。普段、彼らのことをテレビで見ている人にとってみれば、この芸歴は長めに感じるかもしれない。でも、なんだかんだで、彼ら…

『所さんの世田谷ベース2 DVD-BOX』

所さんの世田谷ベースII DVD-BOX(2008/07/16)所ジョージ清水圭商品詳細を見る 所ジョージが、朋友である清水圭に対して延々と趣味の話を続けるだけの番組『所さんの世田谷ベース』のDVD-BOX第二弾が発売された。前作が2007年12月の発売だったので、およそ七…

『妄想挌闘家 関根勤の妄想力 東へ』

関根勤の妄想力 東へ(2008/07/16)関根 勤商品詳細を見る 最近、いわゆる“タレント”と呼ばれている人たちが、よくDVDを発売している。特に高田純次・ルー大柴の二人が再評価されるようになって以後、その傾向が顕著に表れている。ただ、昔はそういうDVDって、…

『アントキの猪木のダーッしますか!?』

アントキの猪木のダーッしますか!?(2008/07/09)アントキの猪木商品詳細を見る テレビでネタを披露する機会の多い芸人がネタDVDを発売するのは、実に簡単だ。テレビでのイメージを反映した内容にすればいい。勿論、テレビでのイメージを読み取る技術が必要だ…

『アンガールズ単独ライブ アンデルセン』

アンガールズ 単独ライブ「アンデルセン」(2008/07/09)アンガールズ商品詳細を見る 後のショートネタブームのことなど、微塵にも感じることが出来なかったお笑いブーム初頭。ある一組のコンビが一世を風靡した。いや、それを「一世を風靡した」と表現するの…

『あの年の夏はよく思い出せない』考察。

十(2008/03/12)オリエンタルラジオ商品詳細を見る 数日前のことだけれど、某巨大掲示板で「オリエンタルラジオの『十』に収録されている、ボランティアを皮肉ったコント……」という記述を見かけた。僕はこの文章に、ちょっとだけ違和感を覚えた。確かに、あの…

『キャン×キャン inエンタの味方! 爆笑ネタBEST10』

キャン×キャン in エンタの味方!爆笑ネタBEST10(2008/07/02)キャン×キャン商品詳細を見る 太陽の様なエネルギーを感じる。やたらと笑顔が輝いている。顔がどことなく濃い。いわゆる本土の芸人とは一線を画した世界観を持つ。……これらが、沖縄県出身の芸人に…

『流れ星 inエンタの味方! 爆笑ネタBEST10』

流れ星 in エンタの味方!爆笑ネタBEST10(2008/07/02)流れ星商品詳細を見る 漫才は、自由だ。ネタがどう展開したとしても、ある程度の不条理は話術によって正当化される。実際にはありえない妄想も、動きで表現することで観客に提示することが出来る。どれほ…

『ハマカーン inエンタの味方! 爆笑ネタBEST10』

ハマカーン in エンタの味方!爆笑ネタBEST10(2008/07/02)ハマカーン商品詳細を見る 増田と岡田で「ますだおかだ」、品川と庄司で「品川庄司」、小木と矢作で「おぎやはぎ」……と互いの名前をコンビ名にした漫才師は少なくない。何の考えも持たず、ただシンプ…

『はりけ~んず前田 単独オタクコントライブ 登風』

はりけ~んず前田 単独オタクコントライブ 登風(2008/06/25)前田登(はりけ~んず)折笠富美子商品詳細を見る 笑いがスキマ産業となっている昨今。野球ネタ、くるくる漫才、車掌コント、○○な男コント、甘酸っぱい青春コント……と、数多くの芸風が若手芸人たちの間…

『バカリズムライブ 生命の神秘』

バカリズム ライブ「生命の神秘」(2008/06/25)バカリズム商品詳細を見る 人を食ったような男。バカリズムという芸人を一言で評するとすれば、そういう言葉が浮かんでくる。思えば、コンビ時代から、そういう類いの芸人だった。日本語を破壊し続ける『屋上』…