菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

ユルいにも、程ってもんが…

エレ片 OMOSHIRO DVD

エレ片 OMOSHIRO DVD

先に発売された、九州でのエレ片公演*1が気に入っている僕。いや、割と多くの人は「面白くない」「ユルすぎ」「やはりギリジンには小林賢太郎が……」とか書かれておりますが、僕はその緩すぎる空気が好きなんですね。最近の若手には出せないだろう、緩さ。それこそが、このDVDの評価すべき点であり、面白いところだと断言していたわけですな、僕は。副音声もついてて、なかなか良い仕様にはなっていたと思うし。そんなわけで、今回のDVDにも期待していたのですが……うーん、どうなんだろう、これはという内容でしたよ。

まず、画質が酷い。音声はそれなりに聞こえるンだけれど、どうにもこうにも……壊れたテレビで見ているような、なんだかモヤがかかったような映像になっております。慣れれば良さそうだけれども、目が悪くなりそう。そんな映像で、何をするのかなあ……と、思ったら。初っ端からトークですよ。しかも、片桐仁が遅刻して、代わりにギリジンカツラを被ったバカリズムが出ておりますよ。おーい、緩いのは好きだけど、初っ端からそれかい!

それ以後も、一応コントなんだけど、あまりの緩さに失神してしまいそうな『やっつんだっつんかっつん』とか、エレキコミックやついとバカリズム大喜利大会みたいな『片桐大統領』とか、観客参加型の変な俳句バトル『エレ片企画!出たとこ俳句』とか。前回のエレ片ライブは、緩さの中にも必死さが感じられたライブでしたが、今回は……いや、本当に緩々でした。こんなに緩くて良いンでしょうかね。いやー……ダメなんじゃないかなあ(笑) とりあえず、次回は特典に副音声が入った内容にしてほしいなあ、とか思いました。あいあい。

*1:『流出!エレ片』のこと