温故知新の『原宿寄席2006』
- 出版社/メーカー: R and C Ltd.
- 発売日: 2007/01/24
- メディア: DVD
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うーん、やはり面白い。既に中堅レベルに達した漫才コンビ、中川家。吉本新喜劇での神がかり的な演技とフリートークのグダグダ感が味となっている間寛平。この二組がトリオを結成したってんだから、まあ面白くないわけがないのだけども……やはり心配したのだ。中川家の芸は確かに面白いし、間寛平だって言うまでもなく面白い。でも、この二組が合体して本当に面白いのか……素敵なケミストリーを生むことが出来るのか、非常に心配だったわけである。しかし、取り越し苦労だったようだ。両者の味をしっかりと滲ませた、とても高度(笑)な内容だった。寛平と剛が礼二を翻弄し続けるグダグダ『間寛平×中川家漫才』を初めとして、礼二のオバハンキャラが炸裂する『万引き主婦』、中川家のモノマネと寛平のトリッキーなボケが同時に堪能できる『カエルの親子』など、非常にバカバカしくも面白い演目の連発。寛平と剛のボケが似て非なるモノだったことが、良いスパイスになっていたようである。うむ。ただ、3,990円は少しだけ高い気がした。いや、お笑い系DVDの値段としては十分に平均価格なのだが、これはどちらかというと企画盤の趣が強いためか、もうちょっとやすくても良いのではないかと思ったのである。まあ、人それぞれ。内容は文句無し。しかし、オープニングVTRは特典映像じゃないほうが良かったんじゃないだろうか。内容に関しては、それだけが気になった。
・本編 『間寛平×中川家漫才』『コント:ヒーローショー』『コント:万引き主婦』『コント:はしご車』『コント:カエルの親子』『エンドトーク』 ・特典 『オープニングVTR』『楽屋トーク』