大喜利塗れで『囚-040229-』

囚 040229 [DVD]

• 千原浩史
• 収録時間：59分＋特典映像12分
  • 副音声１：千原浩史×松本真一（構成作家）
  • 副音声２：陣内智則×ケンドーコバヤシ×高橋茂雄（サバンナ）
  • 副音声３：千原浩史×千原三千代（母）

このところ、千原ジュニアこと千原浩史にのめりこんでしまって、仕方ない。これまで、ラーメンズやバナナマンなどに代表される関東系コントばかりを見ていた僕は、ここ数ヶ月ですっかりよゐこや千原兄弟などの関西系コントにのめりこんでしまった。ずぶずぶと。とにかく、発想がスンゴイ。ここまで無茶苦茶な世界観を、どうして構築することが出来るのか。ベタさばかりがクローズアップされがちな関西系コントに対する認識を変えなくちゃならんな、と今更ながらに思わさせられた……まあ、多くの人はダウンタウンを見た時点で認識を変えていたとは思いますが……僕はダウンタウン・ウッチャンナンチャン・とんねるずを知らずに育った人間なので……うーん、驚かされました。そんな千原浩史の単独DVD、第二弾。タイトルは『囚-040229-』。なんとなく、前作『囚-トラ-』の続編みたいな感じなんかなー、と思っていましたが……いや、完全に大喜利ライブでした。いわゆる典型的な、題目に回答するという形式の大喜利を披露する『答え』。舞台に立っている人を見て、どういう人間なのか想像で語ってみる『人間』。先に怒鳴り声を提示し、後でフォローの一言を付け足すツンデレ的な『フォロー』。勝手に作ったモノの写真に対し、新しい名前を付ける『命名』。全部が全部、ほぼ完全に大喜利ライブ。前作『囚-トラ-』にはコントが数本ほど収録されていましたが、本作で大喜利ではないのは、元々あった歌詞を同じ意味で違う詞に書き換える『「何でかえてんっ！？」の時間』だけ。それ以外は、本当に大喜利ばっかり。まあ、それでは退屈だろうと思ったのか、副音声がやたらと豪華です。大喜利が好きな人なら楽しめそうですが、個人的には前作のほうが好きだったです。いやいや、個人的な話……。

・本編
『手記』『答え』『人間』『「何でかえてんっ！？」の時間』『カード』『フォロー』『命名』『答え』『手記』
・特典
『副音声収録風景』『副音声×３』