『エンタの味方！ THE DVD vol.4』
 | エンタの味方!THE DVD ネタバトルVol.4 ハマカーンvs流れ星vsキャン×キャン (2008/06/04) ハマカーン流れ星 商品詳細を見る |
ショートネタブームである。
ほんのちょっとの時間、一瞬で芸を見せつける番組が増えているのだそうだ。……いや、増えているっつったって、『爆笑レッドカーペット』と『あらびき団』くらいしかないと思うンだけどね。まあ、そういった番組が事実上二つだけ、とはいえ、社会的な影響とかナントカを考えれば、まあ、ブームってことなんだろう。
そんで、そういった番組を批判する連中もいる。短い時間で、たくさんの芸人を消費するなんて、どういうことだァ……と。いや、まったくその通りで、若い芸人が群雄割拠、集まってあーだこーだな芸をやらせて、視聴率を稼ごうなんて浅ましいやなあ……と。そういう文句を言うんだったら、通常放送前に文句言えヨって話だけどサ（レッドカーペット限定）。
でもさ。そんな文句ばっか言ってる連中が、じゃあ、若手がしっかりとネタを見せている番組、例えば『笑いがいちばん』だとかを、キッチリとチェックしてるかっていうと、してねェんだよなあ、これが。
結局、流行が嫌いってだけなんだろう。
さて。で、『エンタの味方！』の話だ。この番組は、イマドキ珍しいくらい珍しい番組で、出演している若手芸人が、毎週毎週、番組が提示するテーマに沿った漫才を披露して、ウケを狙おうって番組。ショートネタが流行っている時流で、三分間くらいの漫才時間を与えてくれる、とっても良心的な番組なんだネ。
それをDVD化して、この一年間、売り続けているらしいんだが……売れてないらしくてねェ。全巻通して、一本だけ出した髭男爵のDVDよりも売れてないらしい。畜生ッ！ ショートネタブームを批判していた連中が、金を落とすべき番組に金を落とさねェとは、どういう了見だッ！ テメェら口だけじゃねェかッ！ ……と、分かりきった話。
やっぱり、流行が嫌いなだけなんだよナ。つまんねェの！
しかし、良いシリーズだよな。良いよォ、こういうのォ。なにせ、一年間、深夜番組とはいえ、三組の若手芸人を、しっかりとレギュラーとして迎えて、ネタをさせるわけだから。こんな機会、他に無いよォ。この一年、第一期レギュラーのハマカーン、流れ星、キャン×キャンの成長を見つめられたのは、いやー、実に良かった。お壇になるってのァ、こういう気持ちなのかな？
今、最も若手芸人の成長を見つめられるバラエティ番組『エンタの味方！』。関東ローカル放送、おまけに糞ったれなTBSの番組ってのがネックだが、残念なことに面白い。今、レギュラーで三拍子、髭男爵、マシンガンズを迎えているってのも、良い趣味してるァなあ。
第一期ごちそうさん！ で、第二期おかわり！
・本編（68分）
『雪』『バレンタイン』『卒業』『味方』
・特典映像（63分）
『合同コントTHE LIVE「それでもオレはやってない」』
『第一期生卒業式』
『オープニングトーク傑作選』
・特典
