菅家アーカイブ

過去のブログで書いてきたお笑いDVDレビューをまとめました。

あのオンバトをもう一度〜エレキコミック

  • エレキコミック(トゥインクル)
    • 1997年、やつい一郎・今立進によって結成。
    • 第22回収録より参戦。自称しているように、バカなコントが得意。
    • 最高:513kb/最低:197kb/戦績:14/19
    • NHK新人演芸大賞演芸部門大賞
    • 収録時間:66分/特典:13分
●本編(全編コント)
 オープニング
01/12/15「ヤッツン新聞」(513kb)
99/08/28「落ちましたよ」(305kb) ※オフエア
 インターミッションⅠ
04/01/31「ヤッツンカラオケ」(477kb)
02/02/16「つっこまれ屋」(413kb)
 インターミッションⅡ デート!デート!デート!〜今立編〜
02/05/11「ヤッツンバーバー」(481kb)
02/06/22「コンビニ」(477kb)
 インターミッションⅢ デート!デート!デート!〜谷井編〜
02/02/02「ヤッツンガソリンスタンド」(453kb)
01/04/14「銭湯」(445kb)
03/11/15「新歓コンパ」(489kb)
 エンディング
●特典
「コント 試着室」
03/04/19「ヤッツンレンタカー」(197kb) ※オフエア・コメンタリー付

オンバト出演初期でのエレキコミックは、今ほどにオーソドックスなバカコントスタイルではありませんでした。初挑戦時のネタ「落ちましたよ」を見ると、それがよく分かるのではないでしょうか。ひたすら互いに財布を落とし続け、最終的には大熱唱になってしまうコント。ただ「落ちましたよ」「すいません」「もらっていいですか?」の三つの言葉だけを、何度も繰り返して笑いに昇華するという、今よりもナンセンスなスタイル。そのスタイルは、ある意味でシュールではありましたが、どちらかといえばバカバカしさが前面に押し出されていたエレキコミックの「落ちましたよ」は、審査員に“本当にふざけている”と評されるハメになってしまいました。それから数年の間に、彼らは自らのバカな部分を磨き上げ、結果バカコント=エレキコミックというスタイルを確立することに成功しました。そんなエレキコミックの一つの完成形が「新歓コンパ」であるように思います。ただただバカを演じてきた二人の、さりげなく芸人としての腕を見せているこのコントは、必見です。